セントバーナード りずちゃん
2013年10月生まれの女の子です。
ご依頼は
飛びつき改善、甘噛み・食糞改善、お散歩時の引っ張り、
要求吠え改善です。
2015年
9月
18日
金
セントバーナード リズちゃん1

セントバーナードのリズちゃんです。
ご依頼は
飛びつき改善、お散歩時の引っ張り、
要求吠え改善です。
9月10日に初回カウンセリングに伺い、
今日からトレーニングです。
実はリズちゃんは、以前警察犬訓練所の体験トレーニングでトラウマとなり
リードや男性に怯えたり、恐がりになってしまったそうです。
基本的なしつけは、オスワリは完璧したが、それ以外はあまり定着していない様子で
興奮癖がありました。
カウンセリング時も訪問すると、リビングに入った途端、ものすごい勢いでやってきました。
飛びつき、私や私のバッグなどの匂いを嗅ぎまくり、大興奮です。
でも、私が完全に無視をしていると
約10分くらいで落ち着いて床に伏せていました。
この子に合ったしつけをすれば、来客が来てもすぐに落ち着けるようになると確信(*^-^*)


飼い主さんご家族も帰宅時や来客時には、私のような態度をとってもらうことをまずお伝えし
基本トレーニングを開始することになりました。

食糞もあるということで
普段食べているドッグフードを見せていただくと、、、
やはり未消化の物が多くなる配合のドッグフードでしたので
成分表に、一番にお肉が来るもの、またその含有率の高いものをお勧めしました。

そして、いよいよトレーニング1日目♪
私が訪問すると、やはり大興奮のリズちゃん(^▽^;)
でも、前回より格段に早く落ち着くことができました。
これで、「マテ」や「オスワリのマテ」「フセのマテ」を教えていくことで
リズちゃんが興奮から落ち着くまでの時間を大幅に短縮できると思います。
とにかく後ろ足が脱臼しやすいリズちゃんなので、飛びつきは一日でも早く改善していかないといけません。
そして、圧倒的に足りないお散歩を少しずつ長くして、
足腰の筋力をアップし、関節の負担を減らしていくリハビリも兼ねてトレーニングしていこうと思います。

まずは「オスワリのマテ」から練習開始しました。(ビーグルのモコちゃんも参戦)
オスワリは完璧にできているので
「マテ」とはどういうものかを伝えるために
私がほんの少しレクチャーし
飼い主さんと練習しました。
飼い主さん、褒めるタイミングがばっちりなので、リズちゃんはどんどん長くマテができるようになっていきました☆
目標は、来客時に飼い主さんが玄関に行く前に
リズちゃんにオスワリのマテをさせて、玄関に行き、そしてお客様がリビングに入って来ても
マテのまま待てることです。
飼い主さんが「OK」と許可を出すまで、しっかり待てることで、
飛びつきのタイミングもなくなり、落ち着いて来客を迎えられるようになります。
まだまだ練習は必要ですが、リズちゃんがたくさん褒められることで、飛びつきよりも待つことを自分で選択できるように仕向けていけたらと思っています。

食糞も、カウンセリング時にお伝えした通りに「野菜が入っていない肉の含有率の高いドッグ―フード」に変えてからは
すっかり食糞が収まったそうです。
野菜が多く含まれるドッグフードは未消化のまま糞に出てくるので
犬にとっては美味しい匂いになってしまいます。
食糞のある子の多くは、そのほとんどが
ドッグ―フドを変えることで改善していきます。
私がお勧めするドッグフードは「ジウィピークエアドライフード」です。
かなり高額に感じますが、消化率95%なので給与量がとても少なくていいことと、
肉類が90%以上、緑イ貝も3%以上入っていて、他に高価な健康サプリメントなどを与える必要がないので、そこまで高額とはなりません(*^^*)
何しろ安いからという理由だけでドッグフードを選ぶことは
後々、様々な病気や関節の怪我などをしやすくなるということを忘れないでいて欲しいと思います。

お散歩の引っ張り改善のためのレッスンも
次回から開始していきます。
この体重で、引っ張られると飼い主さんも怪我をしかねませんし、
またお散歩は「飼い主さんとの絆を育む重要なツール」ということもありますし
引っ張らずに歩くことで、足腰の筋力もバランスよくついていくように
しっかりと横について歩けるように導いていきたいと思います。
次回は、10/23です。
2015年
10月
23日
金
セントバーナード リズちゃん2

セントバーナードのリズちゃん2回目のレッスンは
お散歩の引っ張り改善です。
リズちゃんは、普段は引っ張らず散歩できるのですが、
人、犬などを見つけると大興奮で突進する癖があります。
それに対処するための基本的なトレーニングを開始しました。
本来、室内でのレッスンからですが、飼い主さんのご都合で、いきなり外でのレッスンになったので、
少し難しい開始となりましたが、リズちゃんがんばってくれました☆
まずは、外でも「オスワリ」などのコマンドに従える練習をして
「リズ」と呼んだらこちらを見る(アイコンタクト)をする練習、
その後は、「ストップ」のコマンドで歩くことをやめて止まる練習をしました☆
ストップや名前を呼んだらアイコンタクトを教えることで
犬や人を見つけても、突進しないように導けます。
興奮する対象がないところで、練習をして
しっかりと身に着けてもらい、犬や人が来て興奮する前にコマンドをかける飼い主さんの練習も必要です。
リズちゃんが私の伝えたいことを理解するのに、それほど時間はかかりませんでした(*^^*)
たった30分でこのように♪

りずちゃん、本当によくがんばりましたよ(*^^*)
目標は、たとえ人や犬が来ても
飼い主さんを引っ張ることなく
コマンドに従えることです。
引きずられてけがをしたら大変ですし
突進される犬や人もびっくりしてしまいますから。
りずちゃん、がんばろうね♪
2015年
11月
06日
金
セントバーナード リズちゃん3

セントバーナードのリズちゃん3回目のレッスンは
飼い主さんとの練習です。
お散歩の引っ張り改善は、
超大型犬ではその教え方は違います。
まず「ストップ」の指示で止まることができるように練習します。
その後は、「リズ!」と呼んだら振り向き
飼い主さんのそばに戻れることにつなげていきます。

飼い主さんのそばに着いていることが当たり前の習慣になること、
興奮する前に、指示を出してあげることが一番の対策となります。
飛びつきや引っ張りは、リズちゃんの足腰の怪我に繋がりかねないことと
飛びつかれたら驚かれる人がいるので
しっかりと練習していきたいと思っています。
今回、練習している写真や動画を撮れなかったので
可愛いリズちゃんの写真です(^▽^;)



次回も室内での練習、そしてお外での実践です。
2015年
11月
16日
月
セントバーナード リズちゃん4


それから外での実践編です。
リードを出すと大興奮になるそうですが
私がいたからか、かなり興奮度は低く
落ち着いてリードを着けることができました。
いつもこういう状態を保てるといいですね。
まずは玄関で落ち着くまで待ちます。

玄関を出る順番も大切です。
まずは飼い主さん、それからリズちゃんです。
そして、玄関の外でも敷地内で落ち着くのを待ちます。

この後、フセて、待つことができました。
待っている間に落ち着けました。
興奮度を限りなく0に近い状態で出発すると
飼い主さんの指示もしっかりと耳に入り
たとえ、大好きな人や犬が来ても
突進しないで済むのです。
耳の状態がキーワードとなります。

誘惑物(刺激物)が少ない場所で
室内で練習したことと同じことをします。
横につけて歩いていて
「ストップ」のコマンドで止まらせます。
止まったら
「リズ」と呼んでこちらに戻ってこさせます。
パパさんは、とても的確に指示を出せていました。
「ストップ」=「止まること」と理解しているリズちゃん!
止まれた時、戻ってこれた時もっと褒めてあげるといいですね(*^^*)

この練習は、対象物に突進して飛びかからないという目標だけでなく、
止まったり、方向転換することでも
足腰の筋肉を鍛えてくれます。
リズちゃんがすぐに疲れてしまうのは、
重い体重のせいばかりではなく、筋力が未発達ということもあります。
大型犬は体重の影響で老犬になってからは
足腰、関節が弱り寝たきりになってしまうことが多いので、ぜひ筋力アップのためにも
毎日朝夕、しっかりとお散歩して下さいね。
つづく
2016年
1月
25日
月
セラピー犬育成教室開催中~あなたの愛犬をセラピー犬に~

問題行動改善トレーニングを受けて下さっていた
トイプードルサスケくん
大きな成長と遂げ、
セラピー犬として活動できるように
グループレッスンに参加です!

初めての場所、初めての犬、初めての人の中
飼い主さんもワンコも緊張気味の中
少しずつ緊張がほぐれながら
楽しくレッスンできました(^^)
成功の秘訣と言える
「飼い主さんも犬も楽しみながら」が大切なのです。
緊張するのは当たり前、
でも、その緊張下の中でもいつもの行動がとれるように練習していくには
飼い主さん自身が楽しめること、
それには笑顔で取り組むことですね(*^^*)
実際の活動で、顏が引きつっていたら
利用者さんにもその緊張が伝わってしまいます。
飼い主さんもハンドラーとして、しっかりとリスク管理ができるように意識を高く持つことも大切ですね。
まずは、スムーズに移動ができる練習です。



あ、、あむちゃんの写真撮るのを忘れていました・・!
皆さん、しっかりと愛犬をコントロールできていました(*^^*)
次は友好的な人物に対する反応を見て、愛犬のストレスサインに気づいたり
落ち着けるように導いたりする練習です。



セラピー犬は、活動の多くはが初めて会う人、または久しぶりに会う人とのふれあいです。
男性、女性、高齢者、子供、障がいのある方など様々な人に
触られたりしても、喜んで受け入れられるようにしていくことが目標ですので
たくさんの成功体験が必須です(*^^*)

参加している生徒さん、スタッフ全員で練習しました。
レッスンの時だけではなく、日ごろから愛犬に様々な経験(社会化)をさせながら
ストレスサインやどんなことに喜べているのかなど観察しておくことも大切ですし
愛犬を導いたり安心させてあげることも練習していくと、いつでもどこでもどんな時でも落ち着いて受け入れられる子に成長していきます。
次は、若干の緊張下でもいつもの行動がとれるような練習です。
オスワリ、フセ、マテは、家では100%できても
緊張していたり、興奮していたり、慣れない場所だったりするとできないこともあります。
でも、それでは活動中に支障がありますので、
これも大切な練習です。
最初から完璧にできることを目標にせず、少しでもできたらたくさん褒めてあげて
難度を上げていくと、たくさんの成功体験が愛犬の自信に繋がっていきます。
リズちゃんもサスケくんも、あむちゃんも、とてもがんばりました!!



終了後は、リードを取ってほんの数分遊ばせました。
がんばったご褒美です。
お手伝い犬のアース(コリー)もやっと参戦(≧∀≦)



大型犬がはしゃぐと、小型犬は隅に避難です(^▽^;)
次回は、2月1日です。
また楽しみながらがんばりましょうね♪

グループレッスンの主な内容
(日程1/25、2/1、2/29、3/14、3/18)
1.基本トレーニング
オスワリ・フセ・マテ・オイデ・ヤスメなどの確認とレッスン
(若干の緊張下でもいつもの行動をとることができる)
2.ステップアップトレーニング
ヒール・ヒールウォーク・アイコンタクト・待機のレッスン
(スムーズな移動)(他の犬に対する反応)
3.セラピードッグトレーニング1
どんな人にも友好的に振る舞え、触られたり撫でられることを喜べるレッスン
(見知らぬ人・撫でられることを受け入れる)(外見とグルーミング)
4.セラピードッグトレーニング2
医療器具に慣れ、匂いや刺激などの誘惑に負けないレッスン
(食べ物や刺激物への反応のコントロール)
(誘惑からの回避)
5.セラピードッグトレーニング3
色々な対象者の動きや声、触り方に慣れるレッスン
(人物への反応と背後からの不意なアプローチ)
※レッスン内容は状況によって変わる場合がございます。
お申込み・お問い合わせ

2016年
3月
14日
月
セラピー犬育成教室第2回~第4回

セラピードッグ育成グループレッスンの
第2回~第4回の記録です。
トイプードルサスケくん
第2回目は
刺激に対する反応、誘惑に負けない行動をとれるレッスンです。
訪問施設には、たくさんの音や声、人、匂いの刺激があります。
そんな中でも落ち着いて行動できる練習。
杖のつく音、車いす、大きな声などに反応しないように(反応したとしても落ち着かせて指示に従えるように)
ハンドラーが犬を上手に導くことが大切になります。



次は、他の犬とすれ違う練習です。
興奮したり、吠えたり、怯えたりすると活動に支障が出ますので
他の犬がいても、ハンドラーの指示に落ち着いて従えるように練習です。



第3回は、対象者の触れ方に対する反応、外見とグルーミングをチェックされる練習です。
対象者によっては、障がいのある手で触るので
健常者の触り方とは違ったり、
認知症などの対象者さんは、いきなり強い力を咥えたり抱きしめたりすることもあります。
初対面でいきなり目をじっと見つめられたりすると
犬は不安になったり、攻撃を仕掛けられたと勘違いしてしまうことあるので
目を見つめられても安心できるような練習も組み込みます。
どんな触り方でも、それを落ち着いて受け入れ、喜べるようになることが理想です。



グルーミングのチェックは、
パッド、肛門、耳、目、口、歯、被毛、皮膚など全てを見ます。
その際に、犬が不安にならないようにハンドラーの保定や配慮もとても大切になります。



サスケくんも、あむちゃんも、リズちゃんも
練習を重ねることで、安心して身体のチェックをする評価者を受け入れていきます。
第4回は、実際の活動を模したシチュエーションで
犬とハンドラーの反応、対応の練習です。
ハンドラーは犬のストレスサインなどを見ながら、
対象者とのコミュニケーションを取るので、意外に大変です。
でも、みなさん笑顔で、そして犬たちも楽しんでいました。
このレッスンが一番楽しそうでした(*^^*)



対処者さんには色々な方がいます。
無反応な方、動物嫌い中、大きな声を出したりする方
そんな中で犬たちを喜べるように導けるのはハンドラーさんだけですね。
笑顔いっぱい、笑い声が響くレッスンとなりました(*^^*)
次回は、認定試験の内容を通して練習です。
