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とらちゃんが旅立ちました

公園に遺棄されて、保健所に収容されたミニチュアダックスのとらちゃん。

不思議な縁があって我が家の家族となって9ヵ月半。。

 

5月20日午前7時40分に家族全員に見守られながら

 

眠るように旅立ちました。

 

※写真は昨年の11月ドッグランにて

 

 保護した時(8月)の健康診断でたくさんの病気が見つかり、年内もつかどうかと言われ

 

それでも新しい年を迎えることができ

節分も桜の季節も迎えることができたとらちゃん。

4月28日に体調が悪くなるまで

お散歩もできたとらちゃん。

 

結局デイサービスは2回しか行かなかった。 

前日は、末娘の高校の体育祭で行けるかどうか不安だったのだけれど、

とらちゃんは平熱でスヤスヤ寝ていたので

1時間だけ行ってこれて

帰ってきてからも、ちゃんと四足で立って

お水も飲もうとしていたり

私がスプーンでスープをあげると

少しだけぺろぺろできていたので

安心していましたが

 

その日の夜に普段吠えないとらちゃんが

「ワン、ワン」と吠えて

なんとなく予感がしたので、

ずっと撫でたり抱っこしたりしていました。

 

夜になっても、なかなか寝ないで

立てなくなっていたのに

頑張って立って尻尾を振ってこちらを見ているので

のどが渇いたのかなとか、おしっこしたいのかなとか、

色々とやってみたけれど

全部違っていて

 

今考えると、

あれば私たちへのお別れの挨拶だったのではないかと思っています。

 

翌朝、旦那さんが一番先に起きてとらちゃんに声をかけると

尻尾を振って応えていたそうです。

私が起きてとらちゃんに声をかけても反応がなく

ただただ気持ちよく眠っているようでした。

娘たちが起きてきて、代わる代わる抱っこして、

深く長い息をして すっと目を閉じて、寝ちゃった??って思ってしまうほど

まるで眠るように旅立ちました。

保護した時から病気があって、

家族に迎えると決心してからも、とっくのとうに覚悟は決めていたけれど

 

それでもやっぱりお別れは、とてもとても辛かったです。

 

ただ、苦しまず痛がりもせずに穏やかなお顔だったことが唯一の救いでした。

 

近所の公園に遺棄されて、連絡をもらったときはもう保健所で、

公園の管理事務所のスタッフの方に協力していただいて保健所に懇願し引き出したときは、

とらちゃんはとてもひどい状態でした。

爪は肉球に刺さるくらい伸び放題、

被毛は糞尿まみれで毛玉だらけ、

そして、

人の手を怖がって震えたりパニックになったりする、

典型的な虐待を受けた犬でした。

 ネグレストに暴力・・・・

 

そのうえ、全身病気だらけ。。

 

そんなとらちゃんに、周囲の方々がたくさんの応援をして下さり

そして人の手は怖くないことを伝え続けて・・・

 

そんな中、私がとらちゃんにできることはとても少なく、

忙しくしていてお留守番ばかりだったので

せめて毎日のお散歩だけは楽しい時間にしようと心がけるくらいでした。 

お散歩は楽しそうに張り切って歩いて

でも、すぐカートに乗りたがって

カートの中でウキウキ外の景色を楽しんでいたとらちゃん。

ドッグカフェやドッグランにも連れていったり

たくさんの方々と触れ合える機会を作ったり。。。

 私はとらちゃんに楽しい経験をたくさんさせてあげたかった。

今まできっとできなかったであろうことを・・

 

でも、それはほんの少し・・・。

 

それなのに、とらちゃんは私にたくさんのことを残してくれました。


 

とらちゃんがお空に旅立った翌日、

私たち家族は心から感謝しながら、とらちゃんをお見送りしてきました。

 

ロッキーは

とらちゃんにずっと寄り添っていました。

 

こちらをちらちら見ながら・・

 

なんで起きないの?

なんでずっと寝ているの?

って聞いているように感じました。

 

犬は「仲間の死を理解しない」「わからない」とハイジが言ってましたが

私はそうは思えませんでした。

 

動かないとらちゃんに寄り添いながら

ロッキーなりに一晩かけて理解したように思いました。

翌日は寄り添うことはしなかったけれど、埋葬の時はくんくん匂いを嗅いで
納得したかのように埋葬されるのを見つめていました。

その目が少しだけうるんでいたように見えたのは、私の勘違いではないと思っています。

 

 

とらちゃん、幸せに天寿をまっとうできたかな?

生まれてきたことを喜べたかな?

今度生まれ変わってくるときは、最初から我が家にやってきてね。

 

心を込めて作った「とらちゃんの軌跡」

 

 

とらちゃん、

 

ありがとう

 

たった9ヵ月半だったけど

家族になってくれてありがとう

 

 

忘れないよ

 絶対に・・・

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コメント: 3
  • #1

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