犬の病気を予防しよう 健康管理と知識

物言わぬ愛犬の健康管理は
飼い主の大きな責任の一つです。
愛犬の平熱やフードや飲み水の管理はもちろん、毛の艶や目の色、鼻の状態、
便や尿の状態も健康時の時はどういう状態かを把握しておきましょう。
そして予防できるものはきちんと予防しましょう。
可愛い愛犬が健康で長生きするために、私たち飼い主が愛情ある健康管理がとても大事ですね。
また人獣共通感染症もありますので、濃厚過ぎる接触は避けましょう。
予防できること
☆かかりつけの獣医さんを見つける
☆健康でも、毎年一回は健康診断を受ける(7歳からは半年に1回が理想です)
(尿検査・検便だけでも受けておくと身体の状態を把握できます)
☆予防接種や予防薬の接種(獣医さんと相談)
こちらのページをご参照ください
☆清潔にしておく(皮膚病や眼や耳の病気、肛門腺破裂、歯周病などを防げます)
定期的にシャンプー・爪切り・耳や肛門の手入れをする。
毎日歯磨きをする(歯石や歯垢がたまると万病の元です)
(歯磨きが苦手なワンちゃんには歯垢や歯石予防の水など便利グッズがあるので利用しましょう)
目やには綺麗に拭き取る
耳の中の掃除(専用の耳洗浄剤を使う)※獣医さんの指示に従いましょう。
☆肥満にさせない(全てのリスクを排除できます)
肥満は心臓や内蔵、骨格、関節に大きな負担をかけます。
また犬種特有の病気の引き金になりますので、適切な量のフード、適切な運動で
標準体重を維持しましょう。これが犬の長生きの最大の秘訣です。
☆日頃の状態の把握と記録(健康診断も必要です)
普段のフードの量・水の量の管理と記録 体重の管理。
平熱を知っておく(小型犬38.6℃~39.2℃・大型犬37.5℃~38.6℃)
便・尿の回数と色・臭い
全身の状態(グルーミングやトリミングの際に必ず全身を触っておく)
普段の状態を知っておくと、ちょっとした病気のサインに気づけます。
犬という動物は相当体調が悪くならない限り、その兆候を見せてくれません。
☆草むらなどマダニやノミの生息地には犬を入れないようにする。(初夏~晩秋)
ダニ、ノミ予防薬を定期に使用する
☆お散歩中に、あちこち匂いを嗅がせない
(他の犬や野生動物の尿や乾燥し粉々になった糞は飼い主さんからは見てわかりません)
☆他の犬や猫・野生動物の糞尿の臭いを嗅がせない(ここからの感染が非常に多い)
☆適切な運動をさせる。
お散歩以外にも運動できる機会を与えてあげましょう。
筋力は関節病やシニア期の歩行にもとても必要ですし、運動が足りてる子ほど穏やかで従順な性格になっていきます。
☆真夏は暑い時間帯に散歩させない(アスファルトは50℃以上あります)
できれば、朝は日の出前、夜は9時以降が一番犬の身体に負担が少ないと思います。
熱中症の症状、原因、手当などについてはこちらを参照ください。
☆犬に食べさせてはいけない食べ物を知っておく
☆犬にとって、何を食べさせたらいいかを知っておく
結石予防には茹で野菜をあげない!!
こちらについての詳細ページ
☆避妊・去勢をして性ホルモンによる病気を予防する。
去勢させずに交尾をさせないことによるフラストレーションやストレスもよくありません。 去勢避妊によるリスクもありますのでよく獣医さんと相談してくださいね。
もし愛犬が具合が悪そうだったら・・・
吐いたり、下痢をしたり、咳き込んだり、痙攣を起こしたり、ぐったりしていたら
迷わずかかりつけ医に電話して、状態を説明して指示を仰いでください。
犬は、苦しくても痛くても辛くても何も言えないのです。
手遅れになる前に、早めの受診をしましょう。
その際には嘔吐物、便などを持っていくと検査ができます。
また、痙攣や変な動き(足を引きずるなど)は、
症状が出ている時に携帯などで動画として撮影して
それを獣医さんに見せるなどすると、受診時に症状が出てない時などにとても有効です。
夜間、休日診療している動物病院もチェックしておくことも大切です。
脳炎や熱中症などは、迅速に受診しないと大変な事態になることもあります。
大事に備えて、ペット保険に加入しておくこともひとつですね。