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愛犬に長生きして欲しいと願っている方へ

大切で可愛い愛犬にはいつまでも元気で健康に長生きして欲しいですね。

 

残念なことに、犬の寿命は人間よりもとても短く、その平均寿命は9歳~15歳と言われています。(犬種によって大きな差があります)

 

その短い寿命の中でも、病気と闘いながら生きているということが無いようにするには

どうしたらいいでしょうか。

 

以前にも愛犬の長寿のことについてコラムを書いてきました。

また改めてブログで書いていきますね。

・犬の健康と長生きを作るもの

 

健康を維持するのには人間もそうですが、やはり食べ物です。

 

食べたものが身体を作っている同時に病気も作ってしまうこともあります

 

人間と同じように、身体によいもの、
無添加無着色、非加熱のフード(酵素たっぷり)を選んであげることはもちろんですが

時々、何か違うな~と思うこともあります。

(この酵素がとても大切ってこと、後日また詳しくブログを書きますね)

 

犬の洋服やアクセサリー、または自分の楽しみのためなどにたくさんのお金をかけていても

犬の食べ物となると安いものを選んでいる・・・

これって何か違いますよね。。。。

 

安いからと言って悪いものとは限りませんが、

人間用のも無添加、無着色、オーガニック製品で

安価なものは見つからないと思います。

食材は中国製は避けてできれば国内産を選びたくなりませんか?

 

ワンコ用も同じですね。

犬も合成保存料などの添加物や酸化しやすいフード、人間の栄養学に沿ったフードでは

返って健康に害をもたらしてしまいます。

アレルギーや癌、内臓系、皮膚の疾病はフードが原因のことがほとんどです。

このフードに関する詳細は以前のブログに書いています。

 

また経済的に・・・という理由からも

愛犬の健康のことを考えていても、添加物がたくさん含まれている物を選んでいたら

 

結局動物病院に通院することが増えて、かえって不経済ですし

何よりワンコが可哀想ですね・・・。

 

・間違った手作り食で短命に?!

 

長生きのコツとして

以前コラムでは、

運動、食事、健康管理ということを書きました。

 

人の食べ物を与えないなど基本中の基本ですが

間違った手作り食神話も未だに信じて与えている飼い主さんも多く、

ぜひ知っていただきたい記事がこちらにあります。

獣医師の宿南章氏の愛犬を健康に飼うためにというブログからの抜粋です。

 

愛犬にキャベツと野菜を使用しない

 

犬種の違いを知った手作り食と知らない手作り食

 

この獣医師のブログにこんな一説があります。

適切な正しい手作り食は大変に有用です。

しかし、一歩間違えると愛犬を短命にする危険は認識しておく必要はあると思います。

 

喜んで食べるもの=犬にとって本当の幸せにつながらないこともあります

 

詳細はこちらを読んで下さい。

手作り食の我流が招く不幸

 

そして、宿南章獣医師はこうも言っています。

 

手作り食をしている子で、突然死が発生しているように思います。

手作り食をされている方に、聞いてみてください。

また、手作り食をしていた子で突然死や短命が起きていないか、

知人のワンちゃんたちを思いだしてみてください。

(この記事のブログはこちら

 

手作り食をしている子が癌になりやすいというデータもあるそうです。

実際にそういう事例もたくさん見てきました。

加熱食には犬にとってとても大切な酵素は含まれません。

また加熱野菜や生野菜に含まれる毒素についてのブログはこちらに書いていますので

ぜひご参考にしてください。

 

手作り食は、しっかりと犬の栄養学を勉強されて、愛犬に必要な栄養素とカロリー、

そしてナトリウムや酵素など全て満たすための新鮮な食材(生肉と内臓)を毎日得られれば

理想的な食事になりますが、そうでない場合は

良かれと思っていることが愛犬の寿命を縮ませている

病気を招いているということをぜひ知っていただきたいと思います。

・歯周病は命を落とす!?

 

そして、口腔内の健康、歯磨きですね。

 

え?犬に歯磨きって??

と驚かれる飼い主さんも多いのですが

歯周病が原因で亡くなる犬が多いということをご存知でしょうか。

 

歯が無くなって食べれなくなるということだけではなく

歯周病菌が脳や心臓などにいき、死んでしまうことがあるのです。

 

それは少ない数ではありません。

愛犬の突然死が、この歯周病が原因ということがあるのです。

 

ぜひ歯磨き習慣をつけていただきたいです。

 

歯磨きが大好きになるように、決して無理矢理押さえつけたりしないで

まずは歯ブラシに慣れさせることから始めましょう。

(歯磨きシートやガーゼなどではなく、必ず歯ブラシを使って下さいね)

もし、愛犬が暴れたり噛んだりしてうまく歯磨きができないという方は、

お近くのドッグトレーナー(陽性トレーニングをしているトレーナー)に相談してくださいね。

 (獣医師や動物病院によっては安全な歯磨き方法を教えてくれる場合もあります)

・我慢強い犬だからこそ必要なもの

 

それから、私が一番お勧めするのは健康診断です。

 

予防接種でしか動物病院に行ったことがないという飼い主さんがとても多いのですが

できれば、年に1回以上は血液検査、尿検査、検便、触診、平熱、体重測定、(できればレントゲンも一度は・・)などの

基本的な健康診断を受けていただきたいです。

 

犬がぐったりしてから動物病院に行くのでは

手遅れになることが多いからです。

 

犬はとても我慢強い動物です。

痛いところがあっても平気を装います。

食欲も落ちない、下痢もしない、普通に元気にしている、

それだけで健康だと判断していると大変なことになります。

 

内臓の病気、骨、関節の病気や怪我など目に見えないものはたくさんあります。

 

ぐったりしてしまったら、それは重症化してしまっているということで

完治にも時間を要しますし、命を落とす危険もあるのです。

 

ある知人の獣医師は

「だいたい、ひどい状態になってから受診してきて

入院、手術、通院となって

結局亡くなってしまう患犬がとても多い・・・

健康診断さえしていれば、助かる命は3倍になるのに」

と嘆いていました。

 

健康な時の数値を知っておくことも、とても重要です。

 

動物病院によっては、誕生月にパック料金で健康診断をしてくれるところもあります。

予防接種の時やフィライリアの検査と一緒にでもいいと思うのです。

 

ぐったりしてから病院に行くより、ちょっとした数値の異常の発見や

獣医師の触診などで

愛犬が痛みや苦しみ、身体の異常を我慢していたことがわかるのです。

まだ愛犬が平気を装える状態の異常であれば、簡単な投薬か治療、予防、

食事の内容を変えるだけで、健康に戻せるのです。

 

その方が治療費もぐんと安価です。

重病化してからの治療費は保険に入っていなければとても高額になってしまうことが多いです。

まだ、たとえ高額だとしても治療方法があればいい方です。

手の施しようがなくなることも重症化した場合は多いのです・・・。

 

だからこそ健康診断は重要となります。

健康診断費は動物病院によって様々ですが

基本的なものであれば1万円前後です。

レントゲンやエコーなどを加えても健康診断パックや誕生月健康診断サービスなど

動物病院のお得なメニューを見つければ安く受診できます。

できればかかりつけ医がいいですが、かかりつけ病院でそういうサービスが無い場合は

他の動物病院を探すのも手ですね。

 

7才までは年に1回、7才過ぎたら年に2回ほど健康診断をするのが理想的だと

私は考えています。

 

妹と妹の愛犬ラブ
妹と妹の愛犬ラブ

 ・食べなくなったら死のサイン?!

 

そして、ちょっとでもおかしいな~と思うことがあったら

「様子を見る」ということは避けてすぐに受診してください。

 

私の妹がとても悔やんでいることが

この「様子を見る」ということでした。

 

吐いて、食べなくなった愛犬を

いつもの動物病院に連れいて行って注射をしてもらって

それでも、なんだか変だな~と思っていたそうです。

以前にも同じようなことがあり、注射で治ったという経緯から少し楽観視していたと・・・。

 

明日まで様子を見ようと、その日は食べない愛犬に水分だけ与えていましたが噴水のように吐いたそうです。

翌日他の動物病院に連れいていきましたが、なんとその翌日亡くなってしまったのです。

あっという間でした・・・。

 

亡くなってしまったので、正しい病名は不明のままですが

先に受診した病院では「腎不全」。

次に連れて行った動物病院では

「腸に何か詰まっている影があるが重篤な脱水症状で手術もできない」と診断され、

即刻入院で点滴治療になりました。

その獣医師によると

死因は血栓が脳に飛んだのではないかと・・・

あと1日早く連れてきてくれたら、助かっていただろうと獣医師に言われたそうです。

 

手前ラブ、奥がラブの子供レオン 泳ぎがとても上手なラブでした
手前ラブ、奥がラブの子供レオン 泳ぎがとても上手なラブでした

亡くなった妹の犬は、私の愛犬ロッキーの母犬、ラブです。

 とても従順で可愛い可愛いラブでした・・・

享年9歳。

 

ラブが命をかけて教えてくれたことを

私は、ここでこうして皆さんにお伝えしたいと思って

涙をこらえて書いています。 

 

どうか、皆さん、

「痛いよ」「苦しいよ」「辛いよ」

と言えない愛犬のために

 

「様子を見る」ということはやめて

少しでもおかしいなと思ったら

即刻動物病院に受診してください。

かかりつけ医だけではなく、セカンドオピニオンも視野に入れてください。

 

普段から、犬の栄養学に沿った良質な食べ物を与えていただきたいです。

健康診断、歯磨きも欠かさないでいただきたいです。

 

愛犬のために、飼い主として正しい知識を得てください。

大切な家族として、最善を選んでください。

 

お願いします。

 

今月、10日はラブの一周忌です。

 

私にできるラブへの供養はこのブログとなりました。

 

ラブ、喜んでくれているかな・・・。

たくさんのことを教えてくれてありがとう。

ラブが教えてくれたことを必ず生かしていくからね。

 

全ての犬たちが、健康に元気に寿命を全うできますように・・・

 

 

愛するラブに捧ぐ