ひめちゃんあと4日で1歳となる2019年3月2日に「セラピードッグ認定試験」に挑みました。生後すぐに母犬に育児放棄をされて目が開く前からブリーダーさんの手で育てられ、縁があってこの子の里親さんになってくれたYさんのご依頼でセラピードッグに育てるために生後3ヵ月からトレーニングを開始し、8か月が経ちセラピードッグ認定試験の日がやってきました。

いよいよ本番がやってきました。
この8ヵ月間、一番大切にしてきたのは「飼い主と犬との信頼関係」
それが試される日です。
普通の家庭犬でも必要な「人と犬の絆」
それはたった数日でできるものではありませんね。
でもYさんは緊張しまくりでした(^-^;
それがひめちゃんにも伝わって落ち着きがありませんでした・・・・

試験項目は
項目1から項目Cまで全部で8項目。
どれもセラピードッグとしての最終的な適正をみるものと、
ハンドラーとして飼い主さんが適切な対応、対処ができるかの試験です。
この写真はしっかりと犬の健康や清潔などを
管理できているかの項目で
トリミングテーブルで全身をチェックします。
耳、目、鼻、口、歯、爪、被毛、皮膚、肛門、全て綺麗にお世話されていました。
ハンドラーのひめちゃんの保定の仕方や
安心して身を任せられるかの導き方はとてもよかったです。
合格です。

アニマルセラピー活動では、打合せ、準備など
活動前後に犬が安心して静かに待機できるかも重要です。
落ち着ける場所で指示に従って落ち着けることで
リラックスして活動ができます。
刺激の多い場所でも、クレートの扉が開いていても、飛び出すことなく待機できることは
犬にとっても、ハンドラーにとっても重要項目です。
これもひめちゃん、少し緊張気味でしたが
しっかりとできました。
合格です♪

若干の緊張下でも、いつもの行動が取れるか、
それはいかに飼い主さんを信頼しているかもわかります。
オスワリ、フセ、マテもしっかり指示に従えました(*^-^*)
ひめちゃんがどんどんYさんの緊張をほぐしてくれました。
もちろん合格!

どんな触り方も受け入れられる試験項目。
乳幼児、認知症のある高齢者、手に障害がある方の触り方は、特殊だったり予想を超えたりします。
その際に、ハンドラーは対象者に配慮しながら犬を守らなければなりません。
ひめちゃんは、耳やしっぽを少し引っ張られても、つつくような触り方をしても、ひじやグーでぐいぐい触られても
しっぽを上げたまま喜んでいました。
Yさんの言葉がけや犬の守り方もよかったです。
合格です☆
一番大事な実際の活動に模した試験項目です。
子供の大歓声や一気にどやどや近づいてきて
触られる試験項目と、
写真のように高齢者施設での活動に模した試験項目です。
犬がどれだけリラックスして撫でられることや抱っこされることを受け入れられるように導くかもハンドラーの裁量です。
いつも活動にサポートスタッフとして参加して下さっているYさんはこれは得意分野でした(^^)
ひめちゃんもとても嬉しそうでした。
もちろん、この項目も合格です♪



一番の難関だった項目は、「スムーズな移動」
実際の活動では、犬を連れて控室から活動場所まで歩くことがほとんどですので
安心安全にスムーズに移動することはとても大切です。
それもリードでは一切コントロールしません。
コマンドやハンドシグナルだけで安全に移動することは意外と難しいのです。
「準備不足」になりかけましたが、異例の休憩をはさみ
なんとか3回のやり直しでクリアできました!!
これは今後も課題として、普段からリードでコントロールせずにひめちゃんに安全の中でスムーズに移動できるようにしていきましょう。

ハラハラしましたが、
無事に合格しました☆
ひめちゃん、Yさん
おめでとうございます!!
これからは、私たちと一緒に
たくさんの方々の笑顔の花を咲かせましょうね(*^-^*)
最後に、ひめちゃんを応援して下さっていた皆様、そして試験のお手伝いをして下さったSmileアニマルセラピークラブのメンバーたち、
本当にありがとうございました。
次回は、ひめちゃんセラピードッグデビューの記事になります(^_-)-☆
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